そこで今日はシーズンオフ最後のエントリーということで、ひねくれもの?の私は
オフにしか書けない、ホークスとは全く関係ないことを書きたいと思います。←おいっ!
今日はお金を絡めての球界の運営や国際化についての話なんで、そのテの話が嫌いな方は
スルーして構いません♪
でも今日は真面目に書くつもり。明日からは頭カラッポな記事しか書けそうにないんで(爆
今シーズンオフ、このブログで選手の年俸は高過ぎるといった趣旨の記事を度々書きました。
以前メールで「いいのでないですか?年俸メジャー並とは言わなくても選手は頑張っているし」
という意見を頂きました。確かにその意見も一理ありますし、決して間違っていません。
ただ、私が何故今の年俸がいけないと言うのか?その理由をブログでも明記しておらず
抽象的なことしか今まで書かなかったので、今日書きます。
まずは経営がどうのこうの言うより、
球団を所有する12球団の親会社の規模が、本当の意味での大企業ではないこと。
「ウソ〜?」って思われる方も多いかと思いますが、日本企業の経常利益なり総資産の上位を
見てみますと、総資産で上位50位以内に入る親会社はオリックスのみ(37位:約6兆円)
総資産で見ても、50位の伊藤忠商事が約4兆4700億円に対し、12球団でオリックスに
次ぐソフトバンクでさえ、約1兆7000億円。ちなみに一昨年消滅した近鉄は2兆円。
それ以外の親会社は1兆円を下回ります。(大炎上中の西武を除く。約1兆1000億円)
他の親会社は、阪神:約5200億円、TBS:約5000億円、ヤクルト:約2900億円
楽天:約3000億円、日本ハム:約6100億円 となります。
ちなみに、読売・中日・ロッテは株式非上場企業、広島は独立採算制なので省略。
(実は、セ・リーグの親会社の方が企業としては小さいんですね。セはリッチでパは貧乏
なんて妙なイメージが世の中には定着しているようですが)
こんなたった一つの側面だけを見ても分かりますよね。本当の意味での大企業じゃないって。
国内企業だけで比較してもこんなんだから、年俸にしたってメジャーと将来張り合おうったって
無理な話です。ガンガン出せばたちまち球団消滅です!「2兆円」の近鉄が無くなった位やから。
いくら経営努力経営努力ったって、乱暴な言い方すれば二流企業が球団を持ってるのだから
限界があります。その点、選手達がこの辺りを理解しているか、かなり謎。
それなら「経済大国」と言われる日本のトップを支えている企業はどういった所か?
さっき総資産で比較したので、この上位企業20社を列記してみよう(金融・電力・電話を除く)
6位:トヨタ自動車 24兆3300億円、14位:日産自動車 9兆8500億円
15位:日立製作所 9兆4300億円、16位:ソニー 9兆5000億円
18位:ホンダ 9兆3100億円 ざっとこんな感じ。
・・・・・・。これだけ見てもケタ違い。ではなぜ、これらの企業がプロ野球を所有しようと
しないのか?一言で言えば「所有するメリットなり魅力が無い」
広告する必要が無い?じゃあ電鉄系企業は球団いらないんじゃないの?ってなるので、それが
理由ではないと思うし、球界に参入しにくいからっていう理由でもないはず。
もしかしたら上で挙げた理由も含め、その他諸々の理由があるかもしれないけど、ぶっちゃけ
これらの大企業に見向きもされないプロ野球って、なんか悲しくないか?
考えてみれば、トヨタはF1だけでも年間500億とも600億円とも言われる年間予算を
計上している。日産にしろホンダにしろ、様々なスポーツをスポンサードしている。
そんな大企業に対してプロ野球をPRする方法って何か?これらの企業は海外マーケットを
視野に入れて活動している企業だから、そりゃ「野球国際化」しかないでしょ。
あ、国際化ってWBCとか国際大会をすることじゃないよ。野球マーケットを作ることだよ。
ほんの一例やけど、例えば最近「中国マネー」とか注目されてますよね。なら中国の有望選手を
多数連れてきて、別枠を設けて長期間育成する。もし1人でも2人でも日本で成功するような
プレーヤーが誕生すれば、ちょっとは中国マネーも入るでしょ。(ちょっとやろうけど。)
ただ、これをず〜っと繰り返してみると面白いと思いますよ。中国に限らず、アジア諸国から
そういった成功選手が次々と出現すれば、外貨収入も増え、球団が儲かりやすくなりますよ。
そうなると海外に眼を向けている日本の大企業は、プロ野球を少しは無視しなくなると思うよ。
それなら広告収入増や放映収入増+球団の親会社も安定した大企業になりますよね。
ひいては海外にも注目されるので、「野球」というものが今よりは海外にPRできます。
しかし実情はそうじゃない。必ずしも磐石とは言えない、中堅企業が日本の文化とも言える
プロ野球を所有しているのが現状だ。
ま、仮に利益の生まれるシステムができたとしても、それでも日本で超一流と言われる一部の
選手達はメジャーに行くやろう。でもそれならそれで、そういう選手達が抜けても日本の
プロ野球は魅力的だって所を、アピールなり提供できるようにする必要があるんじゃない?
日本のプロ野球が、国際化という意味でも前向きに生き残ろうと思えば結局、日本のトップ
企業が球団を所有するか、いろんな意味で門戸を広げるか、だと思うんですよね。
それなら各球団も、選手への年俸を今以上に多く出せるんじゃないでしょうか?
海外に目を向けた結果、外国人や外貨が増えたり親会社がコロコロ変わるのはイヤ!
できるだけ、今の現状の枠組みでプレーしたい!なんて仮に選手が思うのであれば
選手は景気を無視したかのような年俸増を求めてはいけません。
選手は一生懸命プレーして結果好成績だとしても、青息吐息の会社に金がなければ
どうしようもないでしょう。それは一般の企業と同じこと。
年俸を要求するだけ要求して、結果それが親会社を潰す一因なんてことになったら
やってることはそれこそ、そこらの取立屋と変わりませんよ。
で、今度は新しいパトロン(親会社)に就いて年俸を要求すればいい?ざけんなって感じ。
プロ野球の親会社には当然、規模というものがあります。親会社側は(NPBにも言いたい)、
どうしたら今以上にプロ野球が魅力あるものとなり、経営基盤を磐石にさせて増収に繋げるか?
選手側は、いかにしてファンを惹きつけるプレー(ファンサービスも一応入れとく)をして、
集客に結びつけるか?
その結果で得た利益を元に、球団側・選手側相互で年俸の査定・要求を堅実に行わないと
将来、マジで今以上におかしくなってしまいますよ、この業界。
・・・・・・。本当は、この年俸の件一つに関しても、触れていない問題点もまだまだ
多数あるのですが、今日は眠たくなってきたので、この辺りでやめときます。
今日は、支離滅裂で中途半端な文章になっちゃったな・・・しかもTB送れないような記事。
まっいいや。ではおやすみzzz(私が知らない間に、批判コメントの嵐が来ないことを願う)
さ〜て・・・今週末は宮崎キャンプに行こっと!楽しみや♪
市場規模との釣り合いが取れていない産業なんですよね。
収支に見合った、経営がされていないというか…。普通であれば赤字がかさんでいるのなら、それに応じたスリム化や営業努力がされるのが当然であって、それをできない経営者なら交代させられるというのが当たり前なんですが、従来の広告の一部という親会社のいわば温情に甘える形でやってきた問題を結局は破綻するまで先送りするだけという。
だから、結局本当の意味での経営者がいないままで、しかもその経営者の寄り合いで物事が決まってしまうから、何も良い方向に流れない。
野心的な人が出てきても潰されるんじゃ、先が見えているように思えてなりませんよ。
国王さんが挙げているような国内の大企業のほとんどが海外の日本の一般の人が名前も知らないようなサッカークラブのスポンサーをしている事実があるわけで、逆に言えば、日本のプロ野球には、スポンサードする価値がないと判断されているということを、もっと理解するべきでしょうね。とはいえ、スポンサードしてるだけで持っていることは稀ですけどね。
あっ気を抜いたら内容が頭から抜けていく〜。
ということで、選手、親会社、もちろんプロ野球界全体はファンを悲しませないようにうまくやってください(笑)
非常に難しい問題ですよね。
実は、私も同じような日記を書きました。
選手は、プロなのですからより高い年棒を
求めたいのは分かりますが・・・
いい暮らしをしたいと言うのはだれでも
あると思います。
しかし、自己主張ばかりしていると、会社が
儲かっていないのに、年棒が上がると言う
おかしな構図が野球界にありますよね。
私なんかは、業績が悪くなったのでボーナスなし
給料ダウンですよ。いくら一生懸命やっても
売り上げが無かったらカットですからね。
野球だけやってれば良いと言う考えを一新しないと
行けない時期に来ていると思います。
大手企業が参入しないのは今ある企業の既得権益を守るために参入のハードルを以上に高くしてしまった為に見向きもしなくなったというのが実態でしょう。
ナベツネ支配の構図が見えている以上は係わりたくないのでしょうね。
あえて言います・・赤字は選手の年俸が原因ではありません。
ちゃんと経営すればやれるはずですかねー。
収支が非公開である以上、断言しにくいのですが
市場規模との釣り合いが取れていない産業であることは間違いないでしょう。
・・・それにしても、私の記事をpixy天邪鬼さんに補足説明してもらった格好になり
非常に助かりました(笑)私が書ききれなかったことを、pixyさんがそのまま書いてますよ(爆
あとスポンサードの件ですけど、野球は日本で特にメジャーなスポーツなので
どっかの大企業が『ウチの社が日本の文化を支えたるっ!!』って位の気構えで
チームを所有してくれるとウレシイんですが・・・。無理かな?
無理して読まないで下さい!体に毒ですよ、この記事(笑)
み〜んながハッピーになるいい運営方法、何かあればいいんだけどね。
プロ球団って一般企業と比べて、選手そのものが財産という面が強いので
人件費(選手の参加報酬)が球団支出のある程度大きなウェートを占めるのは
仕方ないことだと、私は基本的に思ってます。
ただ、球団収入が飛躍的に増えた訳ではないのに「野球選手の地位向上」とかいった
訳の分からん名目で、年俸が倍倍ゲームみたく飛躍的に上がったのは大問題です!
会社が業績不振なら、従業員の賃金カットは世の常。いくら野球選手が個人事業主であっても
球団に属している以上、この点は一般社会と同じだと思います。
とくに高額年俸を受け取る選手達には、この辺りをよく考えて欲しいですね。
>球団が収支報告を公開しないから赤字の問題が見えにくい点がありますよね。
これは私も同感!大雑把な数字は分かるんですが、詳細が今一つ分からない。
『早急に公開しろっ!!』って言いたいですね(公開できない事情がイロイロあるようですが・・・)
あと大手企業の参入についてですが、これはハッキリ言います。最大手企業にとって
日本プロ野球に参入するハードルは高くないです、てか楽勝で参入できます(笑)
閉鎖的な構造がイヤなのもあるかもしれませんが、ぶっちゃけ魅力がないだけです。
大企業にとっては、ナベツネさえも全く恐れる存在ではありません。
もう1つ。何かを経営する以上、どんな企業でも赤字が発生した場合
理由の一つに、ほぼ100%人件費が絡みます。
プロ野球の場合、人件費(年俸)の支出割合が一般企業より高いはずなので
これが全てとは言いませんが、間違いなく赤字経営の原因の一因です。
水掛け論になってもちょっとイケナイんだけど、ただ少なくとも赤字経営の
主たる原因が経営者側にあることは間違いないですね。
※ 「あえて」言ってくれてアリガト♪こういうコメントは、個人的にウレシイです!